正答2
解説
正解は2です。
膀胱癌の患者では、腫瘍そのものや腫瘍からの出血でできた血の塊(凝血塊)によって、尿の出口がふさがることがあります。
排尿に関する症状のうち、すぐに対応が必要な症状を選びます。
【選択肢別解説】
1:× 残尿感は、膀胱の刺激症状として膀胱癌でみられます。
不快ですが、ただちに生命や腎機能を脅かす症状ではありません。
2:○ 尿閉は、膀胱に尿がたまっているのに排尿できない状態です。
放置すると膀胱が過度に膨らみ、腎臓へ尿が逆流して腎機能が障害されるため、導尿などの緊急の対応が必要です。
3:× 排尿痛は膀胱の刺激症状や感染で起こります。
経過の観察と対応は必要ですが、緊急性は尿閉より低くなります。
4:× 頻尿は膀胱の刺激症状や膀胱の容量の減少で起こります。
緊急性は尿閉より低くなります。
【ポイント】
膀胱癌の初発症状として最も多いのは、痛みのない肉眼的血尿です。
血尿が多いときは凝血塊による尿閉(膀胱タンポナーデ)に注意し、膀胱洗浄などで対応します。