正答3
解説
正解は3です。
手術や外傷、重症感染症などの急性期には、体はストレスに対抗するための生体反応を起こします。
交感神経が興奮し、カテコールアミンやコルチゾール、抗利尿ホルモンなどの分泌が増えます。
その結果、代謝が亢進し、蛋白質の分解が進みます。
【選択肢別解説】
1:× 急性期にはエネルギー代謝は低下ではなく亢進します。
組織の修復や発熱のため、安静時でも消費エネルギーが増えます。
2:× 急性期には蛋白質の異化(分解)が同化(合成)を上回ります。
筋肉の蛋白質が分解されてエネルギーや修復の材料に使われるため、窒素バランスは負になります。
3:○ 侵襲を受けると交感神経が刺激され、アドレナリンなどのカテコールアミンの分泌が亢進します。
心拍数や血圧、血糖値が上がり、重要な臓器への血流が保たれます。
4:× 急性期には抗利尿ホルモンの分泌は低下ではなく亢進します。
水分を体内に保持して循環血液量を保つため、尿量は減少します。
【ポイント】
手術後の生体反応は、異化期(傷害期)から転換期、同化期、脂肪蓄積期へと進みます。
術後早期の尿量減少や高血糖は、この生体反応による変化であることを理解しておきましょう。