正答3
解説
正解は3です。
多発性筋炎は、自己免疫によって全身の骨格筋に炎症が起こる病気です。
主な症状は、体幹に近い近位筋の筋力低下で、左右対称に現れます。
皮膚の症状を伴うものは、皮膚筋炎と呼ばれます。
【選択肢別解説】
1:× 両頰の紅斑は、全身性エリテマトーデス(SLE)の蝶形紅斑の特徴です。
多発性筋炎に特徴的な症状ではありません。
2:× 多発性筋炎では、手足の先の遠位筋よりも、肩や腰周りの近位筋が障害されやすくなります。
足関節が動かせないのは典型的ではありません。
3:○ 肩や上腕の近位筋の力が弱くなるため、物を持ち上げる、腕を上げて髪をとかすなどの動作が難しくなります。
階段の昇りや立ち上がりの困難もみられます。
4:× 手指が白くなる Raynaud〈レイノー〉現象は、温熱ではなく寒冷や精神的な緊張が引き金になって起こります。
全身性強皮症に多くみられる症状で、多発性筋炎に特徴的な症状ではありません。
【ポイント】
多発性筋炎では、血清のクレアチンキナーゼ(CK)が上昇します。
間質性肺炎や悪性腫瘍を合併しやすく、治療には副腎皮質ステロイドが用いられます。