第115回 看護師国家試験 午後問169
肝動脈塞栓術〈TAE〉の適応となる疾患はどれか。
正答3
解説
正解は3。
肝動脈塞栓術(TAE:Transcatheter Arterial Embolization、抗がん剤併用ならTACE)は、肝細胞癌(HCC)の腫瘍栄養動脈をカテーテルで選択的に塞栓し腫瘍を壊死させる治療法である。
肝細胞癌は肝動脈優位の血流支配を受ける(正常肝は門脈血流70%、肝動脈30%)ため、肝動脈塞栓により正常肝組織への影響を最小限にしつつ腫瘍を選択的に壊死させられる。
手術不能や多発例の標準治療の一つで、肝予備能(Child-Pugh分類)が保たれていることが条件となる。
1の肝嚢胞は良性疾患で経過観察または穿刺吸引・エタノール注入で対応する。
2の脂肪肝は生活習慣是正(食事・運動・節酒)が基本治療。
4の急性A型肝炎は経口感染するウイルス性肝炎で安静・対症療法により自然軽快し、いずれもTAEの適応ではない。まとめて解く
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