正答3
解説
正解は3です。
一次救命処置(BLS:Basic Life Support)では、反応がなく、普段どおりの呼吸がなければ心停止と判断して、すぐに胸骨圧迫を始めます。
しゃくりあげるような死戦期呼吸は「普段どおりの呼吸ではない」と判断します。
【選択肢別解説】
1:× 奇脈は、息を吸うときに収縮期血圧が10 mmHg 以上下がる状態です。
心タンポナーデなどでみられ、心停止の判断基準ではありません。
2:× 昏睡は、強い刺激にも反応しない重い意識障害です。
昏睡だけでは心停止とは判断できず、呼吸の観察が必要です。
3:○ 死戦期呼吸は、心停止の直後にみられる、しゃくりあげるような不規則な呼吸です。
呼吸をしているように見えても有効な換気ではないため、心停止と判断して胸骨圧迫を始めます。
4:× 四肢のチアノーゼは、末梢の血流低下や低酸素でみられます。
心停止に特有の所見ではなく、判断の基準にはなりません。
【ポイント】
BLS では、呼吸の確認は10秒以内に行います。
判断に迷う場合は、心停止とみなして胸骨圧迫を始めることが推奨されています。