正答1
解説
正解は1です。
この問題は、一人ひとりの違いを理解し尊重するための概念を問うています。
患者の個別性とは、年齢・性別・価値観・文化・生活背景などがそれぞれ異なることです。
この多様性を認め、受け入れる考え方がダイバーシティです。
【選択肢別解説】
1:○ ダイバーシティは「多様性」を意味し、人それぞれの違いを認め尊重する考え方です。
患者の個別性を理解し、その人に合った看護を行う基盤になります。
2:× パターナリズムは、専門職が「本人のため」として、本人の意思を確認せずに物事を決める考え方です。
父権主義と訳され、個別性の尊重とは逆の方向にあります。
3:× プライマリヘルスケアは、1978年のアルマ・アタ宣言で示された、すべての人に必要な保健医療を届ける考え方です。
地域の保健活動の理念であり、個別性を理解するための概念ではありません。
4:× ソーシャルインクルージョンは、障害や貧困などで社会から排除されがちな人を社会の一員として包み込む考え方です。
社会のあり方に関する理念で、患者個人の理解に直接用いる概念ではありません。
【ポイント】
ダイバーシティ(多様性)とインクルージョン(包摂)はセットで使われることが多い言葉です。
パターナリズムの対極として、患者の自己決定を尊重するインフォームドコンセントを押さえておきましょう。