正答2
解説
正解は2です。
尿比重の変化と疾患・病態の関係を問う問題です。
尿比重は尿の濃さを示し、尿中の溶質が多いと高く、水分が多く薄いと低くなります。
基準値はおおむね1.010〜1.030です。
【選択肢別解説】
1:× 糖尿病では尿中にブドウ糖が排泄されます。
尿量は増えますが溶質も多いため、尿比重は高くなります。
2:○ 尿崩症ではバソプレシンの分泌低下や作用不全により、集合管で水が再吸収されません。
薄い尿が大量に出るため、尿比重は低くなります。
3:× 水欠乏性脱水では、体が水分を保持しようとして尿を濃縮します。
尿量が減り、尿比重は高くなります。
4:× ネフローゼ症候群では大量の蛋白が尿中に出ます。
尿量は減少し、尿比重は高くなる傾向があります。
【ポイント】
糖尿病と尿崩症はどちらも多尿ですが、尿比重は糖尿病で高く、尿崩症で低くなります。
尿崩症の尿比重は1.005以下になることが多く、水分を制限しても尿比重が上がらない(尿を濃縮できない)のが特徴です。