正答3
解説
正解は3です。
乳房温存療法では、乳房部分切除術の後、温存した乳房に放射線を照射して局所再発を防ぎます。
放射線の有害事象は、原則として照射した範囲に起こります。
【選択肢別解説】
1:× 放射線による脱毛は照射範囲に起こります。
乳房への照射では頭髪の脱毛は起こりません。
2:× 嚥下障害は、食道が照射範囲に含まれる場合に起こる放射線食道炎の症状です。
温存した乳房への照射では、通常は予測される有害事象ではありません。
3:○ 毎回同じ範囲に正確に照射するため、皮膚に照射部位を示すマーキングを行います。
治療期間中は消さないように説明します。
4:× 体外から放射線を照射する外部照射では、患者の体に放射能は残りません。
同居家族が被曝することはありません。
【ポイント】
乳房への照射で起こりやすい有害事象は、照射部位の皮膚炎(発赤、かゆみ、色素沈着)です。
照射部位は、こすらない、刺激の強い石けんを使わない、締めつけない下着を選ぶ、といったスキンケアを指導します。