正解を2つ選んでください。
正答2・4
解説
正解は2と4です。
Sjögren〈シェーグレン〉症候群は、外分泌腺にリンパ球が浸潤して腺組織が破壊される自己免疫疾患です。
中年女性に多く、主な標的は涙腺と唾液腺です。
【選択肢別解説】
1:× 胸腺はSjögren症候群の標的臓器ではありません。
胸腺の異常(胸腺腫や過形成)を伴いやすいのは重症筋無力症です。
2:○ 涙腺はリンパ球浸潤により障害されます。
涙液の分泌が減り、眼の乾燥感や異物感を伴う乾燥性角結膜炎が起こります。
3:× 甲状腺はSjögren症候群の主な標的ではありません。
甲状腺にリンパ球が浸潤して起こるのは橋本病(慢性甲状腺炎)です。
両者が合併することはありますが、Sjögren症候群そのものの病変ではありません。
4:○ 唾液腺はリンパ球浸潤により障害されます。
唾液の分泌が減り、口腔乾燥やう歯の増加、耳下腺の腫脹がみられます。
5:× 副甲状腺はSjögren症候群の標的臓器ではありません。
副甲状腺は副甲状腺ホルモンを分泌し、血中カルシウム濃度を調節する内分泌腺です。
【ポイント】
Sjögren症候群はドライアイとドライマウスが二大症状です。
抗SS-A抗体や抗SS-B抗体が陽性になり、シルマー試験やガムテストで分泌量を評価します。