正答2
解説
正解は2です。
健康な成人の皮膚の構造と働きを問う問題です。
皮膚は表皮、真皮、皮下組織の3層からなり、表皮は深い方から基底層、有棘層、顆粒層、角質層に分かれます。
【選択肢別解説】
1:× 垢として剥がれ落ちるのは、基底層ではなく角質層です。
基底層は新しい細胞をつくる層で、つくられた細胞は約4週間かけて表面へ移動し、角質層から剥がれ落ちます。
2:○ 正しいです。
アポクリン汗腺は、腋窩、外陰部、乳輪、外耳道などに限られて分布します。
思春期以降に活発になり、分泌物が細菌に分解されると特有のにおいが生じます。
3:× 皮膚の表面は弱アルカリ性ではなく、pH4.5〜6.0程度の弱酸性です。
弱酸性に保たれることで細菌の増殖が抑えられています。
4:× 紫外線を吸収して皮膚を守るのは、ケラチンではなくメラニンです。
メラニンは基底層のメラノサイト(色素細胞)でつくられます。
ケラチンは角質層の主成分で、皮膚の保護や水分の保持に関わります。
【ポイント】
エクリン汗腺は全身に分布して体温調節に働き、アポクリン汗腺は限られた部位にあり体臭に関わります。
皮膚の弱酸性を保つため、洗浄剤は弱酸性のものを選び、洗いすぎに注意します。