正答3
解説
正解は3です。
創傷処置の基本を問う問題です。
現在の創傷管理は、創を乾かさずに適度な湿潤環境を保つ「湿潤環境下療法」が基本です。
肉芽や上皮をつくる細胞を傷つけないよう、処置はやさしく行います。
【選択肢別解説】
1:× ドレッシング材は創の辺縁に合わせるのではなく、創より一回り大きく、周囲の健常な皮膚に2〜3cm程度かかるように貼ります。
辺縁ぎりぎりだと、はがれやすく滲出液が漏れます。
2:× 肉芽形成の時期に強い水圧で洗浄すると、新しくできた肉芽組織を傷つけます。
微温の生理食塩水や水道水で、やさしく洗い流します。
3:○ 正しいです。
感染徴候のない創傷では消毒は不要です。
消毒薬は細菌だけでなく、創の治癒に必要な細胞も傷つけるため、治癒を遅らせます。
創の洗浄で十分です。
4:× テープを皮膚から垂直方向に剥がすと、皮膚が引っぱられて表皮剥離を起こします。
皮膚を押さえながら、皮膚に沿って180度折り返すようにゆっくり剥がします。
【ポイント】
感染のない創は「消毒より洗浄」「乾燥より湿潤」が原則です。
感染徴候(発赤、腫脹、熱感、疼痛、膿の排出)があるときは、医師に報告し処置を検討します。