正答4
解説
正解は4です。
成人に経鼻経管栄養の胃管を挿入する際の、正しい手順を問う問題です。
胃管を安全に食道へ進め、気管への誤挿入を防ぐことが重要です。
【選択肢別解説】
1:× 鼻腔や咽頭、胃はもともと無菌ではないため、胃管の挿入は無菌操作で行う必要はありません。
清潔な手袋を用いた清潔操作で行います。
2:× 仰臥位では胃管が気管に入りやすく、嘔吐した場合に誤嚥の危険もあります。
挿入時は座位やFowler位など、上体を起こした体位で行います。
3:× 胃管が咽頭に達するまでは、頸部を前屈させずに自然な位置に保って挿入します。
頸部を前屈させるのは、胃管が咽頭に達してから食道へ進めるときです。
4:○ 胃管が咽頭に達したら、患者に唾を飲み込むように嚥下を促します。
嚥下によって喉頭蓋が気管の入り口をふさぎ、食道の入り口が開くため、胃管を食道へ進めやすくなります。
5:× 先端の位置確認のために水を注入すると、胃管が気管に入っていた場合に誤嚥性肺炎を起こします。
胃内容物の吸引とpHの確認や、X線撮影で先端の位置を確認します。
【ポイント】
挿入する長さの目安は、鼻先から耳たぶを経て、剣状突起までの長さです。
挿入中に咳込みやチアノーゼが出現したら、気管への誤挿入を疑ってすぐに抜去します。