正答4
解説
正解は4です。
アルキル化薬であるシクロホスファミドに特徴的な副作用を問う問題です。
シクロホスファミドは、悪性腫瘍のほか、膠原病などの免疫抑制にも使われます。
【選択肢別解説】
1:× 緑内障に注意が必要なのは、眼圧を上げる抗コリン薬や副腎皮質ステロイド薬です。
シクロホスファミドの代表的な副作用ではありません。
2:× 間質性肺炎は、ブレオマイシンなどで特に注意すべき副作用です。
シクロホスファミドでもまれに起こりますが、最も注意すべき特徴的な副作用ではありません。
3:× 歯肉の肥厚は、フェニトイン、シクロスポリン、カルシウム拮抗薬などでみられます。
シクロホスファミドの副作用ではありません。
4:○ シクロホスファミドは体内で代謝されてアクロレインという物質を生じます。
アクロレインが尿中に排泄されて膀胱粘膜を傷つけるため、出血性膀胱炎が起こります。
予防のため十分な水分摂取や輸液で尿量を保ち、メスナを併用することもあります。
【ポイント】
シクロホスファミドの主な副作用は、骨髄抑制、出血性膀胱炎、悪心・嘔吐、脱毛、性腺機能障害です。
投与中は血尿や排尿時痛、頻尿の有無を観察します。