正答1
解説
正解は1です。
右下肢に軽度の筋力低下がある患者の杖を用いた三点歩行で、歩き始めの杖の位置を図から選ぶ問題です。
図では、左足が「健側」、右足が「患側」と示されています。
杖は健側の手で持つのが原則なので、杖は左側(健側)につきます。
【選択肢別解説】
1:○ Aは、杖を健側の足の斜め前方(前外側)についています。
杖は健側の足先から前方・外側にそれぞれ約15cmの位置につくのが基本です。
支持基底面が広くなって体が安定するため、歩き始めの位置として適切です。
2:× Bは、杖を患側の足の斜め前方についています。
杖を患側につくと、杖と患側の足が同じ側に並ぶため支持基底面が狭くなります。
患側の足にかかる体重を健側の上肢で十分に分散できず、安定した歩行ができません。
3:× Cは、杖を健側の足の真横についています。
前方に杖がないと、杖を先に出す三点歩行の動作が始められず、前方への安定性も得られません。
4:× Dは、杖を患側の足の真横についています。
杖を持つ側が逆であるうえ、前方への支持もないため不適切です。
【ポイント】
三点歩行(常時二点支持歩行)は「杖、患側の足、健側の足」の順に出します。
階段では、上りは「杖、健側、患側」、下りは「杖、患側、健側」の順になります。