正答2
解説
正解は2です。
安楽な体位を保持するために、枕を挿入する位置を問う問題です。
枕は、体とベッドの隙間を埋めて体重を分散させ、筋の緊張をとるために使います。
【選択肢別解説】
1:× Sims位は、側臥位から上側の下肢を前に出し、上半身をややうつ伏せにした体位です。
枕は上側の膝から下腿の下や、上側の腕の下に入れて支えます。
腰背部に入れるのではありません。
2:○ 側臥位では、胸腹部の前に枕を入れて抱えるようにすると、上側の上肢の重みを支えられます。
体が前に倒れるのを防いで姿勢が安定し、胸郭の圧迫も和らぎます。
3:× 半座位(Fowler位)では、膝窩部に枕を入れて体が足元にずり落ちるのを防ぎます。
両上肢の下に枕を置いて肩の負担を減らすこともありますが、前胸部に入れることはしません。
4:× 腹臥位では、足関節の前面(下腿の下)に枕を入れて、足先がベッドに押し付けられるのを防ぎます。
膝窩部は腹臥位ではベッドと接しない後面にあり、枕を入れる位置ではありません。
【ポイント】
仰臥位や半座位では膝窩部、側臥位では胸腹部の前と背部、腹臥位では下腿の下に枕を入れるのが基本です。
枕で支えることで、関節を良肢位に保ち、局所の圧迫による褥瘡も予防できます。