正答1
解説
正解は1です。
ある一時点で、集団の中の抗体をもつ人の割合を調べる調査です。
曝露と結果を同じ時点で同時に調べる研究デザインは横断研究です。
【選択肢別解説】
1:○ 横断研究は、一時点での疾病や特性の有無、その割合(有病率など)を調べるデザインです。
抗体保有率を標本調査で把握することはこれにあたります。
2:× 介入研究は、研究者が対象者に介入を行い、その効果を検証するデザインです。
今回は介入を行っていません。
3:× コホート研究は、曝露の有無で分けた集団を将来に向かって追跡し、疾病の発生を比べるデザインです。
今回は追跡を行わないため該当しません。
4:× 症例対照研究は、疾病がある人とない人を選び、過去の曝露を比べるデザインです。
今回の調査とは異なります。
5:× 生態学的研究は、個人ではなく地域や国などの集団単位のデータで関連を調べるデザインです。
今回は個人を対象に抗体の有無を調べています。
【ポイント】
横断研究は短期間で実施できますが、曝露と結果の時間的な前後関係がわからず、因果関係の推論には限界があります。
有病率や保有率を求めるなら横断研究、罹患率を求めるならコホート研究です。