正答4
解説
正解は4です。
観察研究のうち、分析疫学で検討する内容を問う問題です。
分析疫学は、要因(曝露)と疾病の発生との関連を、仮説に基づいて検証する方法です。
代表的な研究デザインは、症例対照研究とコホート研究です。
【選択肢別解説】
1:× 喫煙習慣と運動習慣は、どちらも生活習慣(行動)です。
疾病の発生との関連を検証するものではなく、分析疫学の典型的な検討内容ではありません。
2:× 市区町村ごとのワクチン接種率は、地域ごとの分布を記述するものです。
人・場所・時間の特徴を明らかにする記述疫学にあたります。
3:× 食中毒の発生件数と季節の関係は、疾病の時間的な分布を示すもので、記述疫学にあたります。
4:○ 適正体重の維持(要因)と心疾患の発症(疾病)との関係は、分析疫学で検討する内容です。
たとえば、適正体重の人とそうでない人を追跡して発症率を比べるコホート研究で検証できます。
5:× ランダム化比較試験は、研究者が介入を割り付ける介入研究です。
観察研究ではありません。
【ポイント】
疫学研究は、観察研究(記述疫学・分析疫学)と介入研究に分けられます。
「要因と疾病の関連を仮説検証するのが分析疫学」と覚えましょう。