正答3
解説
正解は3です。
罹患の指標には、観察した人年を分母とする罹患率と、観察開始時の人数を分母とする累積罹患率があります。
問題文は、観察開始時点の人数を分母とし、期間内の新規患者数を分子とする割合を説明しています。
【選択肢別解説】
1:× 罹患率は、新規患者数を観察人年(観察した人数と期間の積の合計)で割って求めます。
分母が観察開始時点の人数ではない点で異なります。
2:× 罹患率比は、曝露群の罹患率を非曝露群の罹患率で割った比です。
曝露が罹患を何倍にするかを示す相対危険の指標です。
3:○ 累積罹患率は、観察開始時点の集団の人数を分母とし、一定期間内の新規患者数を分子とする割合です。
その期間に罹患する確率(リスク)を表し、問題文の説明と一致します。
4:× 寄与危険割合は、曝露群の罹患率のうち曝露によって増えた分が占める割合です。
寄与危険を曝露群の罹患率で割って求めます。
5:× 人口寄与危険は、集団全体の罹患率から非曝露群の罹患率を引いた値です。
曝露をなくしたときに集団全体で減らせる罹患率を示します。
【ポイント】
累積罹患率は割合で単位がなく、罹患率は「人年あたり」の単位をもちます。
相対危険は比、寄与危険は差で表すことをセットで覚えましょう。