正答5
解説
正解は5です。
同じ検査を有病率1%の集団Aと20%の集団Bに行ったときの、評価指標の違いを問う問題です。
敏感度と特異度は検査そのものの性能であり、有病率の影響を受けません。
一方、陽性反応的中度と陰性反応的中度は、検査を行う集団の有病率によって変わります。
【選択肢別解説】
1:× 特異度は、集団Aと集団Bで同じです。
特異度は病気でない人を陰性と判定できる割合であり、有病率が変わっても変化しません。
2:× 敏感度も、集団Aと集団Bで同じです。
敏感度は病気の人を陽性と判定できる割合であり、検査そのものの性能を表します。
3:× すべての評価指標が一致するわけではありません。
的中度は有病率の影響を受けるため、集団Aと集団Bで値が異なります。
4:× 陰性反応的中度は、集団Bではなく有病率の低い集団Aの方が高くなります。
病気の人が少ない集団では、陰性と判定された人の大部分が本当に病気でない人だからです。
5:○ 陽性反応的中度は、有病率の高い集団Bの方が高くなります。
病気の人が多い集団ほど、陽性と判定された人の中に本当に病気の人が占める割合が大きくなるからです。
【ポイント】
有病率が高いほど陽性反応的中度は上がり、陰性反応的中度は下がります。
有病率の低い集団でスクリーニングを行うと、陽性者の多くが偽陽性になる点に注意しましょう。