正答4
解説
正解は4です。
生態学的研究は、個人ではなく地域や国などの集団を単位として、要因と健康指標の関連を調べる研究です。
都道府県ごとの平均歩数と平均BMIという2つの量的な変数の関連の強さを評価します。
【選択肢別解説】
1:× 罹患率は、一定期間に新たに発生した患者数を観察人年などで割った疾病頻度の指標です。
2つの変数の関連の程度を示すものではありません。
2:× オッズ比は、症例対照研究などで、曝露と疾病の有無という2つの質的変数の関連を示す指標です。
平均値どうしの関連には用いません。
3:× 寄与危険は、曝露群と非曝露群の罹患率の差です。
集団単位の量的変数どうしの関連を示す指標ではありません。
4:○ 相関係数は、2つの量的変数の直線的な関連の強さと方向を−1から1の値で示します。
都道府県別の平均歩数と平均BMIの関連を評価するのに適しています。
5:× 相対頻度は、全体に占める特定の事象の割合です。
2つの変数の関連の程度を示すものではありません。
【ポイント】
生態学的研究で集団単位の関連を個人に当てはめる誤りを「生態学的錯誤」といいます。
相関は因果関係を示すものではない点にも注意しましょう。