正答4
解説
正解は4です。
認知機能の評価尺度には、本人に質問して答えてもらう検査と、観察から重症度を判定する尺度があります。
3段階の命令に従って行動してもらう項目は、口頭の指示を理解して一連の動作を行えるかをみるものです。
【選択肢別解説】
1:× CDR(臨床認知症評価法)は、記憶や見当識など6項目を、本人や家族からの情報と観察で評価する重症度の尺度です。
本人に命令を出して行動させる項目はありません。
2:× FAST(アルツハイマー型認知症の病期分類)は、日常生活の機能の観察から重症度を7段階に分ける尺度です。
3段階の命令の項目は含まれません。
3:× HDS‑R(改訂長谷川式簡易認知評価スケール)は、年齢・見当識・記銘・計算・逆唱・物品記銘・言語の流暢性などを口頭で問う9項目の検査です。
動作を伴う命令の項目は含まれません。
4:○ MMSE(ミニメンタルステート検査)には「右手で紙を取り、半分に折り、床に置く」という3段階の口頭命令の項目があります。
ほかに書字や図形の模写など、動作を伴う項目も含まれます。
【ポイント】
MMSE は30点満点で、23点以下で認知症が疑われます。
HDS‑R も30点満点で、20点以下で認知症が疑われ、すべて口頭で答える点が MMSE との違いです。