正答2
解説
正解は2です。
老人性皮膚搔痒症は、加齢による皮膚の乾燥(ドライスキン)を主な原因として、強いかゆみが起こる病気です。
湿疹や発疹などの目に見える皮膚の病変がないのに、かゆみを感じるのが特徴です。
高齢者は皮脂や汗の分泌が減り、皮膚のバリア機能が低下するため、かゆみを感じやすくなります。
【選択肢別解説】
1:× 水痘の感染歴と関連するのは帯状疱疹です。
体内に潜んでいた水痘・帯状疱疹ウイルスが再び活性化して起こります。
2:○ 皮膚の乾燥は体の広い範囲に起こるため、かゆみも全身に生じます。
特に乾燥しやすいすねや背中、腰周りに強く、冬に悪化しやすいのが特徴です。
3:× 原因物質を取り除く治療を行うのは、接触皮膚炎などです。
老人性皮膚搔痒症では、保湿剤による乾燥の予防が治療の中心です。
4:× 老人性皮膚搔痒症には、紅斑や丘疹などの皮膚の病変がありません。
かきこわしによる傷が二次的にできることはあります。
【ポイント】
予防には、熱い湯や長湯を避ける、石けんで洗いすぎない、入浴後すぐに保湿剤を塗るなどの指導を行います。
室内の加湿や、刺激の少ない木綿の肌着を選ぶことも有効です。