正答3
解説
正解は3です。
図は、65歳以上85歳未満を5歳ごとに区切り、不慮の事故による死亡数をA〜Dの4種類で比べた棒グラフです。
Dはどの年齢階級でも最も多く、65〜69歳で約430人、75〜79歳で約1,240人、80〜84歳で約1,550人です。
Aは約250〜500人と最も少なく、年齢による増え方もゆるやかです。
BとCはともに年齢とともに急増し、75〜79歳まではBがCより多く、80〜84歳ではCがBを上回ります。
令和3年の人口動態統計(65〜79歳)では、溺死及び溺水が2,538人、窒息が1,956人、転倒・転落・墜落が1,674人、交通事故が1,112人です。
図の65〜79歳の3階級の合計も、Dが約2,530人、Bが約1,960人、Cが約1,670人、Aが約1,100人で、この順位と一致します。
【選択肢別解説】
1:× 窒息は図のBに当たります。
食物などの誤嚥による窒息は高齢になるほど増えますが、65〜84歳ではどの階級でも溺死及び溺水より少なくなっています。
2:× 交通事故は図のAに当たります。
この年齢層では4種類の中で最も少なく、年齢による増加もゆるやかです。
3:○ 溺死及び溺水は図のDに当たります。
65〜84歳のどの年齢階級でも最多で、その大半は自宅などの浴槽での入浴中の事故です。
4:× 転倒・転落・墜落は図のCに当たります。
年齢とともに急増し、80〜84歳では窒息を上回りますが、溺死及び溺水よりは少なくなっています。
【ポイント】
85歳以上を含む65歳以上全体では、転倒・転落・墜落が不慮の事故の死因の第1位になり、窒息、溺死及び溺水が続きます。
65〜84歳に限ると溺死及び溺水が最多である点が、この問題の要点です。
高齢者の溺死は冬季の入浴中に多く、脱衣所や浴室を暖める、湯温を41℃以下にする、長湯を避けるといった指導を行います。