正答2
解説
正解は2です。
膵頭十二指腸切除術は、膵頭部・十二指腸・胆管下部などを切除し、膵臓や胆管を空腸とつなぐ手術です。
術後は膵液瘻や胆汁瘻が起こりやすいため、吻合部の近くにドレーンを留置します。
腹腔内の代表的な留置部位の一つがウインスロー孔(網嚢孔)です。
【選択肢別解説】
1:× マジャンディー孔は、脳の第4脳室にある正中口です。
脳脊髄液が第4脳室からくも膜下腔へ流れ出る出口で、腹部の手術とは関係ありません。
2:○ ウインスロー孔は網嚢の入口で、肝十二指腸間膜の後方にあります。
胆管空腸吻合部や膵臓の近くに位置するため、膵液や胆汁の漏れ、出血を早期に発見する目的でドレーンを留置します。
3:× ルシュカ孔は、第4脳室の左右にある外側口です。
脳脊髄液の通り道であり、腹部の手術とは関係ありません。
4:× モンロー孔は、左右の側脳室と第3脳室をつなぐ室間孔です。
脳室内の構造であり、腹部のドレーン留置部位ではありません。
【ポイント】
膵頭十二指腸切除術後は、ドレーン排液の量や色の観察が重要です。
膵液瘻ではワインレッド色や灰白色混濁の排液がみられ、アミラーゼ値が高くなります。