正答1
解説
正解は1です。
悪液質とは、がんなどの進行に伴い、食事を摂っても栄養状態が改善しない、著しく衰弱した状態です。
腫瘍から出る物質や炎症性サイトカインの影響で、筋肉や脂肪が分解されます。
そのため、体重減少が中心的な徴候になります。
【選択肢別解説】
1:○ 悪液質では、骨格筋や脂肪が分解されて体重が減少します。
食欲不振や全身倦怠感も伴い、栄養を補っても回復しにくいことが特徴です。
2:× がん性疼痛は、腫瘍の浸潤や転移による痛みです。
終末期によくみられますが、悪液質の徴候ではありません。
3:× リンパ浮腫は、リンパ節の郭清や腫瘍によるリンパ管の圧迫で、リンパ液の流れが滞って起こるむくみです。
悪液質の徴候ではありません。
4:× 末梢神経障害は、主に抗癌薬の副作用や腫瘍の神経への浸潤で起こります。
悪液質の徴候ではありません。
【ポイント】
悪液質の徴候は「体重減少(特に筋肉量の減少)、食欲不振、倦怠感、貧血、低アルブミン血症」です。
不可逆的な段階では、栄養を無理に増やすより、本人の希望に沿った食の楽しみを大切にします。