正解を2つ選んでください。
正答4・5
解説
正解は4と5です。
高齢者の健康障害は、加齢による予備力の低下と、複数の疾患の合併によって若年者とは異なる特徴を示します。
症状が典型的でないことが多く、異変を見逃さない観察が大切です。
【選択肢別解説】
1:× 高齢者の健康障害は、原因を特定しにくいです。
複数の疾患が重なり、一つの症状にいくつもの原因が関わっていることが多いためです。
2:× 症候は定型的ではなく、非定型的です。
例えば肺炎でも高熱や咳が目立たず、食欲低下や元気のなさだけが現れることがあります。
3:× 若年者と比較して、個人差は大きいです。
これまでの生活習慣や疾患の経過によって、加齢による変化の現れ方が人によって大きく異なります。
4:○ 高齢者は、薬物による有害事象が出現しやすいです。
肝臓や腎臓の機能低下で薬が体内に残りやすく、多くの薬を併用する多剤併用(ポリファーマシー)も原因になります。
5:○ 高齢者では、原疾患とは関連のない老年症候群が発生しやすいです。
入院や安静をきっかけに、せん妄、転倒、失禁、廃用症候群などが起こります。
【ポイント】
老年症候群は、原因が多岐にわたり、医療と介護の両方の視点で対応が必要な症状群です。
高齢者に新たな症状が出たら、まず薬の影響を疑うことも大切です。