正答2
解説
正解は2です。
高齢者のコミュニケーション障害は、聴覚・発声・構音・認知などの機能低下が原因になります。
それぞれの要因が、どの段階の障害を引き起こすのかを対応させて考えます。
【選択肢別解説】
1:× 歯牙の欠損では、言葉が出てこないのではなく、発音が不明瞭になります。
歯が欠けると空気が漏れ、サ行やタ行などの構音が障害されるためです。
2:○ 耳垢が外耳道にたまると、音が鼓膜に届きにくくなります。
その結果、伝音性の難聴となり、音が小さく聞こえます。
耳垢を除去すると聞こえが改善することがあります。
3:× 想起能力が低下すると、相手の表情が読み取れないのではなく、言葉が出てこなくなります。
言いたい言葉や人の名前がすぐに思い出せない状態です。
4:× 語音弁別能が低下すると、はっきり発音できないのではなく、言葉を聞き分けにくくなります。
音は聞こえても内容が分からない状態で、加齢性の感音難聴でみられます。
【ポイント】
加齢性難聴は感音性で、高い音から聞こえにくくなり、語音弁別能も低下します。
話すときは、低めの声でゆっくり、正面から口元を見せて話すことが効果的です。