正答2
解説
正解は2です。
広汎子宮全摘出術では、子宮とともに周囲の組織を広く切除します。
その際に膀胱を支配する骨盤神経が損傷されやすく、尿意を感じにくい、排尿しにくいなどの排尿障害が起こります。
そのため、尿意がなくても時間を決めて排尿を試みるよう指導します。
【選択肢別解説】
1:× 性交は腟断端の創の治癒を医師が確認してから再開します。
術後2週では早すぎます。
2:○ 骨盤神経の損傷で尿意が低下するため、定期的に排尿を試みる必要があります。
残尿による膀胱炎や膀胱の過伸展を防ぐためです。
3:× 調理時の手袋は、腋窩リンパ節を郭清した乳癌術後の上肢のリンパ浮腫予防で行う指導です。
本術式では下肢のリンパ浮腫に注意します。
4:× 退院直後は腟断端の創が治癒していないため、感染予防としてシャワー浴にします。
浴槽に浸かるのは医師の許可を得てからです。
【ポイント】
骨盤内のリンパ節郭清を伴うため、下肢のリンパ浮腫の予防(長時間の立位を避ける、足を高くして休む)も重要な指導内容です。