正答3
解説
正解は3です。
高齢者が熱中症を起こしやすい理由を問う問題です。
高齢者は体温調節機能が低下し、暑さやのどの渇きを感じにくくなっています。
【選択肢別解説】
1:× 高齢者は筋肉量や基礎代謝が低下しており、熱産生量はむしろ減少しています。
2:× 高齢者は発汗や皮膚血流の反応が鈍くなり、熱放散量は減少しています。
熱放散が増えれば、むしろ熱中症は起こりにくくなります。
3:○ 自律性体温調節反応の低下が理由です。
暑さを感じたときの発汗や皮膚血管の拡張が遅れて弱くなるため、体内に熱がこもりやすくなります。
さらに口渇を感じにくく体内の水分量も少ないため、脱水も起こしやすくなります。
4:× 熱中症は、体温調節中枢のセットポイントは変わらないまま、熱放散が追いつかずに体温が上がる状態です。
セットポイントが上昇するのは感染症などによる発熱です。
【ポイント】
高齢者の熱中症は室内での発症が多く、暑さを自覚しにくいため、室温計を目安にした冷房の使用とこまめな水分補給が勧められます。