A さんは職場の上司に不満をぶつけたいと考えているが、それができないので、不満をぶつけやすい対象である後輩を叱責している。
A さんの防衛機制で正しいのはどれか。
正答4
解説
正解は4です。
防衛機制は、不安や欲求不満から自分を守るために無意識に働く心の仕組みです。
Aさんは、本来の対象である上司ではなく、より安全な後輩に感情を向けています。
【選択肢別解説】
1:× 解離は、耐えがたい体験に関する記憶や意識、感覚を切り離すもので、健忘や離人感などとして現れます。
2:× 昇華は、満たされない欲求を、スポーツや芸術など社会的に価値のある活動に向け変えることです。
3:× 合理化は、失敗や都合の悪い行動に、もっともらしい理由をつけて正当化することです。
4:○ 置き換えは、ある対象に向けた感情を、より安全な別の対象に向けることです。
上司への不満を後輩にぶつけるAさんの行動がこれに当たります。
5:× 反動形成は、受け入れがたい感情と正反対の態度をとることで、嫌いな相手に過剰に親切にするなどの例があります。
【ポイント】
置き換えは「八つ当たり」の形で現れることが多い防衛機制です。
昇華は置き換えの一種ですが、社会的に認められる形に向かう点が異なります。