正答4
解説
正解は4です。
知的障害(知的能力障害)は、発達期に生じる障害です。
知能検査で測られる知的機能の障害と、日常生活や社会生活に必要な適応機能の障害の両方がみられることで診断されます。
【選択肢別解説】
1:× 知的障害は成人期ではなく、発達期(おおむね18歳まで)に発症します。
成人してから知的機能が低下する場合は、認知症などを考えます。
2:× 退行現象は、強いストレスなどで以前の発達段階の行動に戻ることです。
知的障害は発達そのものが遅れる状態であり、退行現象ではありません。
3:× 統合失調症は知的障害の原因ではありません。
知的障害の原因には、染色体異常(ダウン症候群など)、先天性代謝異常、周産期の脳の障害などがあります。
4:○ 知的障害では、論理的思考や学習などの知的機能と、コミュニケーション・身の回りのことなどの適応機能が障害されます。
両方の障害があることが診断の要件です。
【ポイント】
知的障害の重症度は、IQの数値だけでなく、適応機能がどの程度保たれているかで判断されます。
支援では、本人の理解しやすい言葉や絵を使い、できることを伸ばす関わりが大切です。