正答3
解説
正解は3です。
筋萎縮性側索硬化症(ALS)は、運動神経が徐々に障害され、全身の筋力が低下していく進行性の神経難病です。
感覚や知能は保たれることが多いのが特徴です。
【選択肢別解説】
1:× リハビリテーションで筋力低下が回復すると説明するのは誤りです。
ALSは進行性の病気で、失われた筋力は回復しません。
リハビリテーションは、残っている機能の維持や、拘縮・痛みの予防を目的に行います。
2:× 診断されたら速やかに胃瘻を造設すると説明するのは誤りです。
胃瘻の造設は、嚥下機能や呼吸機能の状態をみて、患者本人の意思を確認しながら適切な時期に検討します。
3:○ コミュニケーションは、症状に合わせた方法を選択することを説明します。
話すことが難しくなっても、筆談、文字盤、意思伝達装置など、残された機能に応じた方法で意思を伝え続けられます。
4:× 家族に予後についての会話を控えるよう説明するのは誤りです。
ALSでは、将来の人工呼吸器の装着などについて、本人と家族が話し合って意思決定することが重要です。
看護師はその話し合いを支援します。
【ポイント】
ALSでは、病状が進むと嚥下障害や呼吸筋の麻痺が起こります。
そのため、胃瘻や人工呼吸器を使うかどうかの意思決定支援が看護の重要な役割になります。
眼球運動や知覚、排尿・排便の機能は比較的保たれます。