正答3
解説
正解は3です。
頭蓋内圧亢進は、脳腫瘍・脳出血・脳浮腫などで頭蓋内の圧が高まった状態です。
頭痛・嘔吐・うっ血乳頭が三主徴として知られています。
進行するとクッシング現象(血圧上昇・徐脈)がみられます。
【選択肢別解説】
1:× クスマウル呼吸は頭蓋内圧亢進の症状ではありません。
糖尿病性ケトアシドーシスや尿毒症など、代謝性アシドーシスでみられる深く大きな呼吸です。
2:× 眼瞼下垂は、頭蓋内圧亢進の代表的な症状ではありません。
動眼神経麻痺や重症筋無力症などでみられる症状です。
3:○ 血圧上昇は頭蓋内圧亢進の症状です。
頭蓋内圧が上がると脳への血流が減るため、脳血流を保とうとして血圧が上昇します。
収縮期血圧が上がり、脈圧が広がるのが特徴です。
4:× 頭蓋内圧亢進でみられるのは頻脈ではなく、徐脈です。
血圧の上昇に対する反射などにより、脈拍は遅くなります。
【ポイント】
血圧上昇と徐脈の組合せ(クッシング現象)は、脳ヘルニアが迫っている危険な徴候です。
意識レベル、瞳孔の大きさと対光反射、血圧・脈拍・呼吸の変化を継続して観察します。