正答1
解説
正解は1です。
血液透析療法を受ける患者への、導入期の症状、水分管理、体重測定、シャントの管理に関する説明を問う問題です。
【選択肢別解説】
1:○ 導入期には頭痛や吐き気が起こりやすいことは事実です。
これは不均衡症候群と呼ばれます。
透析で血液中の老廃物が急に除去されると、血液と脳の間に濃度差が生じ、脳がむくむことで起こります。
2:× 透析中も水分制限は必要です。
腎臓から尿として水分を排泄できないため、水分をとりすぎると体内にたまり、浮腫や心不全の原因になります。
3:× 体重測定は2日おきではなく、毎日行います。
体重の増加は体内にたまった水分量を反映するため、水分管理の重要な指標になります。
4:× 血圧測定は、内シャント側の腕では行いません。
シャント側の腕を圧迫すると、シャントの血流が妨げられ、閉塞の原因になるためです。
血圧は反対側の腕で測定します。
【ポイント】
シャント側の腕では、血圧測定・採血・点滴・腕時計や重い荷物で締めつけることを避けます。
シャントの機能は、毎日スリル(振動)や血管の音を確認します。
透析の間の体重増加は、中1日でドライウエイトの3 %程度までが目安とされます。