正答2
解説
正解は2です。
経尿道的前立腺切除術(TURP)は、尿道から内視鏡を入れて、肥大した前立腺を切除する手術です。
術後は、膀胱内の出血と、灌流液の吸収による合併症に注意します。
【選択肢別解説】
1:× 血清ナトリウム値の把握は必要です。
手術中に用いる灌流液が体内に吸収されると、血液が薄まって低ナトリウム血症(TUR症候群)を起こします。
意識障害や悪心などがないかもあわせて観察します。
2:○ 凝血塊によるカテーテルの閉塞に注意します。
切除した部位から出血しやすく、血のかたまりでカテーテルが詰まると、尿が出なくなって膀胱が張り、さらに出血が増えます。
必要に応じて持続膀胱灌流を行い、尿の流出と色を観察します。
3:× 膀胱刺激症状が出現しても、体位変換で対応するのは適切ではありません。
まずカテーテルの閉塞がないかを確認し、医師に報告して鎮痙薬の使用などを検討します。
4:× カテーテル抜去後は、水分を制限するのではなく、十分にとるよう説明します。
尿量を増やすことで、凝血塊の形成や尿路感染を防ぐためです。
【ポイント】
TURPの術後は、カテーテルの流出・尿の色(血尿の程度)・凝血塊の有無を継続して観察します。
退院後もしばらくは、力むこと・長時間の座位・飲酒を避け、便秘を予防するよう指導します。
いずれも後出血の予防のためです。