正答3
解説
正解は3です。
循環器疾患の治療薬と、その副作用や食品との相互作用を問う問題です。
薬剤と注意点の組合せを入れ替えた選択肢が並んでいる点に注意します。
【選択肢別解説】
1:× 抗凝固薬(ワルファリン)で摂取を禁止するのは、柑橘類ではなく納豆などのビタミンKを多く含む食品です。
ビタミンKはワルファリンの効果を弱めます。
2:× β遮断薬で納豆の摂取を禁止する必要はありません。
納豆の制限が必要なのはワルファリンです。
β遮断薬では、徐脈や血圧低下、気管支喘息の悪化に注意します。
3:○ アンギオテンシン変換酵素(ACE)阻害薬では、空咳に注意します。
ACE阻害薬により、咳を引き起こす物質であるブラジキニンが分解されにくくなり、たまるためです。
4:× ジギタリス製剤で注意すべきなのは出血ではなく、ジギタリス中毒です。
悪心・嘔吐などの消化器症状、不整脈、物が黄色く見えるなどの視覚異常が起こります。
出血に注意するのは抗凝固薬です。
【ポイント】
グレープフルーツジュースは、カルシウム拮抗薬の作用を強めるため注意が必要です。
ジギタリスは低カリウム血症で中毒を起こしやすくなります。
薬剤と注意点はセットで覚えておきましょう。