正答1
解説
正解は1です。
CO2ナルコーシスは、体内に二酸化炭素が過剰にたまり、中枢神経が抑制された状態です。
慢性閉塞性肺疾患(COPD)などの慢性呼吸不全の患者に高濃度の酸素を投与したときに起こりやすくなります。
【選択肢別解説】
1:○ CO2ナルコーシスでは意識障害をきたします。
高二酸化炭素血症によって脳の働きが抑えられ、頭痛や傾眠から昏睡へと進みます。
2:× CO2ナルコーシスでは呼吸性アルカローシスではなく、呼吸性アシドーシスをきたします。
二酸化炭素がたまると血液中の酸が増え、pHが低下します。
3:× CO2ナルコーシスでは過換気ではなく、換気が低下した状態がみられます。
呼吸が浅く弱くなるため、二酸化炭素がさらに排出されにくくなります。
4:× パルスオキシメーターの値だけでは判断できません。
パルスオキシメーターは酸素飽和度を測るもので二酸化炭素の量は分からないため、動脈血ガス分析で二酸化炭素分圧を確認します。
【ポイント】
CO2ナルコーシスの3徴候は、意識障害、呼吸性アシドーシス、自発呼吸の減弱です。
慢性呼吸不全の患者への酸素は、医師の指示した低流量を守ります。