正答4
解説
正解は4です。
川崎病は、全身の中くらいの太さの血管に炎症が起こる、原因不明の病気です。
乳幼児に多く、冠動脈瘤などの心臓合併症を防ぐことが治療の最大の目的です。
【選択肢別解説】
1:× 川崎病の原因はまだわかっていません。
RSウイルスは乳幼児の細気管支炎などの呼吸器感染症の原因で、川崎病の原因ではありません。
2:× 川崎病は4歳以下の乳幼児に多く、患者の大部分を占めます。
10歳代に好発するのではありません。
3:× 主な治療は、免疫グロブリンの大量静注療法とアスピリンの内服です。
炎症を早く抑えて冠動脈の障害を防ぐための薬物療法が中心で、手術療法ではありません。
4:○ 川崎病では冠動脈に炎症が及び、冠動脈が拡張したりこぶ(冠動脈瘤)ができたりすることがあります。
重い場合は血栓による心筋梗塞の原因になるため、心臓超音波検査で経過を追います。
【ポイント】
川崎病の主要症状は「発熱」「両側の眼球結膜の充血」「口唇の紅潮やいちご舌」「発疹」「手足の硬性浮腫や回復期の膜様落屑」「頸部リンパ節腫脹」の6つです。
BCG接種部位の発赤も特徴的な所見で、診断の手引きでは発疹に含めて数えます。
なお、診断の手引き改訂第6版(2019年)からは、発熱の日数(5日以上)は条件ではなくなりました。