正答2
解説
正解は2です。
骨盤底筋群は、膀胱・子宮・直腸などを下から支え、尿道を締める働きを持つ筋肉の集まりです。
この筋力が弱まって起こる症状が、骨盤底筋訓練の対象になります。
【選択肢別解説】
1:× 急性膀胱炎は、大腸菌などの細菌が尿道から膀胱に入って起こる感染症です。
治療は抗菌薬と水分摂取であり、骨盤底筋の訓練で改善するものではありません。
2:○ 腹圧性尿失禁は、咳・くしゃみ・重い物を持つなどで腹圧が上がったときに尿がもれる状態です。
出産や加齢で骨盤底筋群が弱まることが主な原因です。
骨盤底筋訓練で尿道を締める力を強めると改善が期待できます。
3:× 尿閉は、膀胱に尿がたまっているのに排出できない状態です。
前立腺肥大症や神経障害などが原因で、導尿などで対応します。
4:× 乏尿は、1日の尿量が400mL以下に減った状態です。
脱水や腎機能の低下などで尿の生成が減ることが原因で、骨盤底筋とは関係ありません。
【ポイント】
腹圧性尿失禁は経産婦や中高年女性に多く、骨盤底筋訓練が第一の対策です。
強い尿意とともにもれる切迫性尿失禁との違いも確認しておきましょう。