正答1
解説
正解は1です。
心不全などの循環器疾患に伴う呼吸困難の特徴を問う問題です。
左心不全では、肺に血液がうっ滞する肺うっ血が起こり、呼吸困難の原因となります。
【選択肢別解説】
1:○ 喘鳴がみられます。
肺うっ血によって気管支の壁がむくみ、気道が狭くなるため、ぜーぜーという喘鳴が聞かれます。
気管支喘息に似ていることから、心臓喘息と呼ばれます。
2:× 仰臥位で安静にすると、症状はやわらぐのではなく悪化します。
仰臥位では下半身からの静脈還流が増え、肺うっ血が強まるためです。
上半身を起こした起座位をとると、呼吸が楽になります。
3:× 夜間就眠後は、呼吸が楽になるのではなく、苦しくなることがあります。
横になって眠ると肺うっ血が進み、就寝後に突然息苦しくなって目が覚める発作性夜間呼吸困難が起こります。
4:× ピンク色の泡状痰は、症状軽快時ではなく、重症の急性肺水腫のときに認められます。
肺胞内に血液成分を含む液体があふれ出たものです。
【ポイント】
心不全の呼吸困難は、労作時呼吸困難、起座呼吸、発作性夜間呼吸困難の順に重くなります。
呼吸困難時は起座位をとり、酸素吸入や医師の指示による治療を行います。