正答4
解説
正解は4です。
人工呼吸器を装着している患者の安全管理と合併症予防を問う問題です。
この問題は適切でないものを選ぶので、○ が答え(適切でない援助)です。
【選択肢別解説】
1:× 適切な援助です。
気管チューブが抜けたり深く入りすぎたりすると換気ができなくなるため、確実に固定します。
固定位置(口角での目盛り)を定期的に確認します。
2:× 適切な援助です。
人工呼吸器の送気と患者の自発呼吸がかみ合わない状態(ファイティング)では、換気が不十分になり、患者の苦痛も増します。
呼吸の状態や胸の動き、表情を観察します。
3:× 適切な援助です。
気管チューブのカフ圧はカフ圧計で測り、適切な範囲(一般に20〜30cmH₂O)に調整します。
低すぎると分泌物が気管に流れ込み、高すぎると気管粘膜が傷つくためです。
4:○ 適切でない援助です。
体位変換は、人工呼吸器を離脱した後ではなく、装着中から行います。
同じ体位が続くと、褥瘡や痰の貯留による肺炎(人工呼吸器関連肺炎)、無気肺が起こりやすくなるためです。
体位変換の際は、チューブが抜けないよう複数人で行います。
【ポイント】
人工呼吸器関連肺炎の予防には、頭部を30度程度挙上すること、口腔ケア、カフ圧の管理が重要です。
アラームが鳴ったときは、まず患者の状態を確認します。