正答2
解説
正解は2です。
疾患と、その治療に使われる薬剤の組合せを問う問題です。
この問題は誤っている組合せを選ぶので、○ が答え(誤った組合せ)です。
【選択肢別解説】
1:× 正しい組合せです。
乳がんの多くは女性ホルモン(エストロゲン)で増殖するホルモン受容体陽性がんです。
そのため、抗エストロゲン薬などのホルモン療法が行われます。
2:○ 誤った組合せです。
アルツハイマー型認知症では脳内のアセチルコリンが減少しています。
そのため、治療にはアセチルコリンを増やすコリンエステラーゼ阻害薬(ドネペジルなど)を用います。
抗コリン薬はアセチルコリンの働きを抑えるので、認知機能を悪化させるおそれがあります。
3:× 正しい組合せです。
アンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬(ARB)は、血管を収縮させるアンジオテンシンⅡの働きを抑えて血圧を下げる降圧薬です。
4:× 正しい組合せです。
選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)は、脳内のセロトニン濃度を高めて抑うつ症状を改善する抗うつ薬です。
【ポイント】
抗コリン薬は、高齢者では認知機能低下やせん妄、口渇、便秘、尿閉を起こしやすい薬です。
アルツハイマー型認知症の治療薬はアセチルコリンを増やす方向に働く、と覚えましょう。