正答1
解説
正解は1です。
抗悪性腫瘍薬の副作用のうち、骨髄抑制によって起こる症状を選ぶ問題です。
骨髄抑制とは、骨髄の造血機能が低下し、白血球・赤血球・血小板が減少することです。
【選択肢別解説】
1:○ 骨髄抑制で白血球(特に好中球)が減少すると、感染しやすくなります。
易感染は骨髄抑制による代表的な症状で、発熱時は早期の対応が必要です。
2:× 悪心・嘔吐は骨髄抑制ではなく、薬剤が脳の嘔吐中枢や消化管を刺激して起こります。
投与当日から数日以内に出現しやすい副作用です。
3:× 末梢神経障害は骨髄抑制ではなく、薬剤による神経細胞の障害で起こります。
手足のしびれなどとして現れ、タキサン系やビンカアルカロイド系の薬剤で多くみられます。
4:× 脱毛は骨髄抑制ではなく、細胞分裂が盛んな毛母細胞が障害されて起こります。
投与後2〜3週間ごろから目立ってきます。
【ポイント】
骨髄抑制では、白血球減少による易感染、赤血球減少による貧血、血小板減少による出血傾向が起こります。
骨髄抑制は投与後1〜2週間ごろに最も強くなることが多く、感染予防の指導が重要です。