正答3
解説
正解は3です。
中心静脈栄養(TPN:total parenteral nutrition)の特徴と合併症を問う問題です。
中心静脈栄養は、上大静脈などの中心静脈にカテーテルを留置し、高濃度の栄養輸液を投与する方法です。
【選択肢別解説】
1:× 中心静脈栄養は長期の栄養管理に適しています。
高濃度・高カロリーの輸液を投与でき、必要な栄養量をまかなえるためです。
2:× 代謝性合併症は少なくありません。
高濃度のブドウ糖を投与するため、高血糖や低血糖、電解質異常、肝機能障害などが起こりやすくなります。
3:○ 感染のリスクが高いです。
カテーテルが長期間血管内に留置されるため、刺入部やカテーテルから細菌が入り、カテーテル関連血流感染症を起こしやすくなります。
4:× 腸粘膜の萎縮をきたします。
腸管を使わない状態が続くと腸粘膜が萎縮し、腸内細菌が体内に移行する原因にもなります。
【ポイント】
腸が使える場合は、静脈栄養より経腸栄養を優先するのが原則です。
中心静脈カテーテルの管理では、無菌操作と刺入部の観察が重要です。