正答3
解説
正解は3です。
この問題は誤っているものを選ぶので、○ が答え(誤った記述)です。
腰椎椎間板ヘルニアは、椎間板の髄核が線維輪を破って飛び出し、神経根を圧迫する疾患です。
好発部位は、第4・第5腰椎間と、第5腰椎・第1仙椎間です。
【選択肢別解説】
1:× 下肢痛(坐骨神経痛)は代表的な症状なので、記述は正しいです。
飛び出した髄核が神経根を圧迫し、殿部から下肢へ放散する痛みが生じます。
2:× 感覚障害(鈍麻)と筋力低下も、神経根の圧迫で起こる症状なので、記述は正しいです。
圧迫された神経根の支配領域に、しびれや感覚鈍麻、筋力低下が現れます。
3:○ 下肢静脈血栓は、ヘルニアそのものの症状ではないため誤りです。
深部静脈血栓症は、手術後や長期臥床で血流が停滞したときに起こる合併症です。
4:× 腰痛は代表的な症状なので、記述は正しいです。
椎間板の損傷や周囲の炎症により生じ、前かがみや重い物を持つ動作で強まります。
【ポイント】
診察では、仰臥位で膝を伸ばしたまま下肢を挙上し、坐骨神経痛が誘発されるかをみる下肢伸展挙上テストが用いられます。
排尿・排便障害を伴う場合は馬尾の圧迫が疑われ、緊急手術の対象となることがあります。