正答4
解説
正解は4です。
筋萎縮性側索硬化症(ALS:Amyotrophic Lateral Sclerosis)の経過と死因を問う問題です。
ALSは、運動神経だけが少しずつ障害されていく難病です。
【選択肢別解説】
1:× 上肢の筋肉の萎縮は、ALSでよくみられる初期症状です。
しかし、それ自体が直接の死亡原因になるわけではありません。
2:× ALSでは、感覚障害は原則としてみられません。
感覚神経は障害されないため、痛みや触れた感覚は保たれます。
3:× ALSでは、膀胱直腸障害も原則としてみられません。
排尿や排便をつかさどる神経は保たれやすいからです。
4:○ ALSの直接の死亡原因となるのは、呼吸障害です。
呼吸筋がまひして呼吸不全になったり、嚥下障害による誤嚥性肺炎を起こしたりします。
人工呼吸器を使うかどうかは、本人の意思を確認しながら早めに話し合います。
【ポイント】
ALSでみられにくい症状は「陰性四徴候」と呼ばれます。
感覚障害・眼球運動障害・膀胱直腸障害・褥瘡の4つです。