正答1
解説
正解は1です。
糖尿病の検査・病態・合併症の基本を問う問題です。
【選択肢別解説】
1:○ HbA1c(ヘモグロビンA1c)は、赤血球のヘモグロビンにブドウ糖が結合したものです。
赤血球の寿命が約120日であるため、過去1〜2か月の平均血糖値を反映します。
2:× 2型糖尿病には遺伝因子が関与します。
インスリン分泌の低下しやすさなどの遺伝的素因に、過食・運動不足・肥満などの環境因子が加わって発症します。
3:× 治療開始前の眼底検査は必要です。
糖尿病網膜症は自覚症状がないまま進行するため、診断時に眼科を受診し、その後も定期的に検査を受けます。
4:× 糖尿病と診断された人に、あらためて75g経口ブドウ糖負荷試験(75gOGTT)を行う必要はありません。
75gOGTTは診断が確定していない境界域の人に行う検査です。
明らかな高血糖の人に行うと、血糖をさらに上げる危険があります。
【ポイント】
血糖の指標は、反映する期間で区別します。
HbA1cは過去1〜2か月、グリコアルブミンは過去約2週間、空腹時血糖や随時血糖は測定した時点の値を示します。