正答3
解説
正解は3です。
呼吸困難のある患者への看護(体位・酸素療法の適応・排痰・呼吸法)を問う問題です。
【選択肢別解説】
1:× 呼吸困難時は仰臥位ではなく、上半身を起こしたファウラー位や起座位を保ちます。
横隔膜が下がって肺が広がりやすくなり、呼吸が楽になります。
2:× SpO2(経皮的動脈血酸素飽和度)が98%を下回っただけでは、酸素療法の適応になりません。
一般にSpO2が90%未満(動脈血酸素分圧60Torr未満)が適応の目安です。
3:○ 気道に痰の貯留を確認したら、排痰法や吸引を行います。
痰で気道が狭くなると換気が妨げられ、呼吸困難が悪化するためです。
4:× 口をあけた浅く速い呼吸は、換気の効率が悪いため促しません。
鼻から吸い、口をすぼめてゆっくり吐く口すぼめ呼吸や、深くゆっくりした呼吸を促します。
【ポイント】
健康な成人のSpO2は96〜99%程度で、90%未満は呼吸不全の状態にあたります。
呼吸困難のある患者には、安楽な体位、排痰の援助、不安の軽減を組み合わせて看護します。