下肢の介達牽引患者の看護について、正しいものの組合せを一つ選べ。
a 牽引による苦痛が強い場合は、重錘(おもり)を床につける。
b 包帯は、1日1回巻きなおす。
c 包帯は、腓骨小頭部を外して巻く。
d 掛物は、牽引のひもの上に掛ける。
正答3
解説
正解は3です。
下肢の介達牽引を受けている患者の看護を問う問題です。
介達牽引は、皮膚に巻いた包帯などを介して、おもりで下肢を引っ張る方法です。
【記述別解説】
a:× 重錘を床につけてはいけません。
重錘が床につくと牽引の力がかからず、治療の効果がなくなります。
苦痛が強い場合は医師に報告し、指示を受けます。
b:○ 包帯は1日1回巻きなおします。
包帯のずれやゆるみを直し、皮膚の発赤や水疱がないかを観察するためです。
c:○ 包帯は腓骨小頭部を外して巻きます。
腓骨小頭のすぐ近くを腓骨神経が通っており、圧迫すると腓骨神経麻痺をおこすからです。
d:× 掛物を牽引のひもの上に掛けてはいけません。
掛物の重みで牽引の力や方向が変わってしまうからです。
【選択肢別解説】
1:× aは牽引の効果をなくす誤った対応です。
2:× aもdも誤った対応です。
3:○ bとcはどちらも正しい対応です。
4:× dは牽引の力を変えてしまう誤った対応です。
【ポイント】
牽引中は、重錘を床や寝具につけず、ひもに物をのせず、常に正しい方向に引かれていることを確認します。