正答3
解説
正解は3です。
甲状腺摘出術後の観察と看護を問う問題です。
この問題は誤っているものを選ぶので、○ が答え(誤った記述)です。
甲状腺の近くには、反回神経や副甲状腺、気管があります。
【選択肢別解説】
1:× 手術で反回神経が傷つくと、声帯が動かず嗄声がおこります。
嗄声の有無を観察するので、記述は正しい内容です。
2:× 術後は出血による血腫や喉頭の浮腫で、気道が圧迫されることがあります。
呼吸困難の有無を観察するので、記述は正しい内容です。
3:○ 下顎を挙上して頸部を伸展させると、手術の創が引っ張られます。
出血や創の離開をおこすおそれがあるため、この姿勢は誤りです。
術後は頸部を軽く前屈させ、創に緊張がかからない姿勢で安静にします。
4:× 副甲状腺が傷つくと、血液中のカルシウムが減ります。
手足のしびれや痙攣(テタニー)をおこすことがあるので、記述は正しい内容です。
【ポイント】
甲状腺術後の三大観察点は、反回神経麻痺(嗄声)、呼吸困難、低カルシウム血症(テタニー)です。